デジタル大辞泉
「寄える」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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よそ・えるよそへる【寄・比】
- 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
[ 文語形 ]よそ・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 下二段活用の動詞「よす(寄)」に、反復・継続の接尾語「ふ」の付いたものか。また、古い四段活用の動詞「よす(寄)」からの派生か。一説に「寄し添ふ」からとも ) - ① ある物を何かに似ていると見立てる。なぞらえる。擬する。たとえる。
- [初出の実例]「ふじのけぶりによそへて人をこひ」(出典:古今和歌集(905‐914)仮名序)
- ② 関係があるとする。かかわりがあるとする。
- [初出の実例]「争へば神も悪(にく)ますよしゑやし世副流(よそふル)君が憎くあらなくに」(出典:万葉集(8C後)一一・二六五九)
- ③ ひっかかりを付ける。かこつける。口実にする。
- [初出の実例]「思ふどちひとりひとりが恋ひ死なばたれによそへてふぢ衣きん〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六五四)
寄えるの補助注記
室町時代ごろからヤ行にも活用した。→よそゆ(寄)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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