デジタル大辞泉
「錦の御旗」の意味・読み・例文・類語
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にしき【錦】 の 御旗(みはた)
- ① 赤地の錦に、金銀を以て日月を刺繍し、または描いた旗。承久の乱の時、後鳥羽上皇より官軍の大将に賜わったのが最初といわれ、以後、叛徒征討の時には必ず官軍の大将に与えられた。戊辰戦争の時に、明治天皇から賜わったものが、東京国立博物館に現存。錦旗(きんき)。
- [初出の実例]「元弘二年冬楠兵衛尉正成〈略〉無双の要害を城
に構て、錦の御旗をあげしかば」(出典:梅松論(1349頃)上)
- ② 他に対して自己の主張などを権威づけるものとしてかかげる名分。
- [初出の実例]「新カナと漢字制限のニシキのミハタは、児童の学習負担を軽減するという考え方であった」(出典:鉛筆ぐらし(1951)〈扇谷正造〉宵の強盗その他)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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