デジタル大辞泉 「託ける」の意味・読み・例文・類語 かこつ・ける【▽託ける】 [動カ下一][文]かこつ・く[カ下二]直接には関係しない他の事と無理に結びつけて、都合のよい口実にする。他の物事のせいにする。事寄せる。「来客に―・けて酒を飲む」[類語]こじつける・口実・名目・隠れみの・仮託・託する・よそえる・盾に取る・表向き・表看板・美名・綺麗事・大義・大義名分・錦の御旗 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「託ける」の意味・読み・例文・類語 かこつ・ける【託】 〘 他動詞 カ行下一段活用 〙 [ 文語形 ]かこつ・く 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 原因、理由、動機などを、他の関係の薄いものにむりに結びつける。他のせいにする。他に関係づけて言う。他の事を口実とする。ことよせる。かこつ。[初出の実例]「大王の病中に、太伯は薬を呉越にとりにゆくにかこつけて、其まま不帰して、季歴に譲る」(出典:応永本論語抄(1420)泰伯第八)「婦人の湯治とかこつけて夫にるすさせ金つかわせて」(出典:談義本・世間万病回春(1771)三)「支那の使節をかこつけて彼錦木を揚づめに」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉三) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例