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密庵 みったん

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百科事典マイペディアの解説

密庵【みったん】

竜光(りょうこう)院

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世界大百科事典 第2版の解説

みったん【密庵】

大徳寺塔頭(たつちゆう)竜光院にある茶室。小堀遠州の作と伝えられ,国宝に指定されている。現在は書院の北西隅に接続されているが,もとは独立した建物であった。《松屋会記》などの図によると,西から南にかけて縁高欄がめぐり,南側の縁から上がるようになっていた。点前座(てまえざ)と並ぶ書院床は密庵床(みつたんどこ)と呼ばれており,密庵禅師の墨跡を掛けるために設けられたと伝えられるが,本来は付書院であったらしい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

密庵
みったん

京都・大徳寺塔頭(たっちゅう)竜光院の書院に接続された四畳半台目(だいめ)の茶室で、小堀遠州の好みと伝えられる。当初は別棟で、二方に縁が巡っていた。床(とこ)、違い棚、書院床を備えた四畳半に、台目構えの点前座(てまえざ)が付加されている。世に密庵床として知られる書院床は、当院伝来の密庵禅師の墨蹟(ぼくせき)をかけるためにつくられたといわれるが、江月和尚(こうげつおしょう)の茶会ではここに付書院(つけしょいん)の飾りがなされていたことがあった。違い棚の幕板には、遠州得意の図案である松皮菱(びし)と七宝つなぎの透彫りがみられる。柱は、面皮、丸太、角柱を取り混ぜ、一部に長押(なげし)を取り付け、釘隠(くぎかくし)を打ち、壁は水墨画を描いた張付壁であるから、書院造の意匠を基調としている。ただ点前座は落天井とし、中柱には全体に釿(きん)目を施した杉丸太を用いるなど、用材と技法の選択を通じて草庵らしさを醸し出している。国宝に指定されている。[中村昌生]

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世界大百科事典内の密庵の言及

【大徳寺】より

…伽藍の南にある竜源院の本堂(重要文化財)は大仙院本堂に次ぐ古さで,黄梅院の庫裏(1589,重要文化財)は年代の判明する禅宗塔頭庫裏では最古の遺構であり,また同時期の方丈(1588,重要文化財)とそろって残る例として珍しい。伽藍の西に所在する高桐(こうとう)院には《山水図》(南宋時代,国宝),竜光院には燿変天目茶碗(南宋時代,国宝),小堀遠州の設計になる四畳半台目茶室密庵(みつたん)(密庵席)をもった書院(江戸初期,国宝),孤篷(こほう)庵には古来より大名物として知られる井戸茶碗(銘喜左衛門。李朝時代,国宝),茶室忘筌(ぼうせん)(忘筌席。…

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