封印木(読み)ふういんぼく

デジタル大辞泉の解説

ふういん‐ぼく【封印木】

化石の木生シダ鱗木(りんぼく)類の一種で、石炭紀から二畳紀にかけて栄えた。高さ約30メートル、枝がなく、頂端に細長い葉を密につけ、その葉の落ちた跡が六角形または菱形で封印に似る。

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百科事典マイペディアの解説

封印木【ふういんぼく】

シギラリアとも。石炭紀に栄えた,鱗木に近縁な巨大なシダ植物。ヒカゲノカズラ類に属し,当時形成された石炭の根源植物の一つ。高さ数十mで,枝の先端近くに細長い葉の房をもつが,生長するにつれ葉は落ち,六角または横菱形の跡が縦に並ぶ。
→関連項目石炭

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世界大百科事典 第2版の解説

ふういんぼく【封印木 Sigillaria】

ヒカゲノカズラ類(小葉類)に属する絶滅シダ植物の1属(イラスト)。シギラリアともいう。約3億年前の古生代後期石炭紀から二畳紀にかけて生育し,石炭紀湿地林の一構成木として鱗木蘆木とともに繁栄した。20~30mに達する巨木で長い樹幹は無枝,最上部で2~3回叉(さ)状分枝して樹冠を作る。茎の中心柱は著しい二次肥大生長を行う。葉は非常に長く1mに達するものもあり,広線形で単脈または2脈。葉の落下した跡の葉枕は縦に並ぶ。

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大辞林 第三版の解説

ふういんぼく【封印木】

古生代石炭紀に栄えた巨大な木本性シダ植物。茎は円柱状で、葉の落ちた跡が縦に並ぶ。石炭の主な原木の一。シギラリア。

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