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少数民族問題(ミャンマーの) みゃんまーのしょうすうみんぞくもんだい/しょうすうみんぞくもんだい

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知恵蔵2015の解説

少数民族問題(ミャンマーの)

独立直後から近年に至るまで、少数民族による長い反乱の歴史を持つ。英国の分割統治ビルマ族を抑圧して少数民族を優遇したことによるが、国土の大半が山間部で政府軍が容易に浸透できないのも一因。主なものだけでも、カレン、カチン、シャンなどの少数民族が分離独立を求めている。カレン族は1947年に分離独立を掲げてカレン民族同盟(KNU:Karen National Union)を結成、タイ国境に近いカレン州(マナプロー)を拠点に武装闘争を繰り広げてきた。民族民主戦線(NDF)は、カレン民族同盟が中心となり13の少数民族組織が75年に結成した。NDFは88年9月のクーデター後、多数の学生がこれらの少数民族支配地域に逃げ込み、学生たちと共にビルマ民主同盟(DAB)を設立。90年にはマナプローで、ビルマ連邦国民暫定政府(首相はセインウィン博士)が結成された。政府軍の総攻撃で95年にマナプローが陥落、大量のカレン族難民が発生した。KNUは弱体化したが、過激な武力闘争を主張する分派「神の軍隊」が2000年1月、タイのラチャブリ県で病院占拠事件を起こした。

(片山裕 神戸大学教授 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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