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岡屋関白記 おかのやかんぱくき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

岡屋関白記
おかのやかんぱくき

『岡屋兼経公記』ともいう。鎌倉時代,関白太政大臣近衛兼経の日記。貞応1 (1222) ~建長3 (51) 年の記事が伝えられているが,途中欠脱が多い。兼経は,和歌に巧みで有職故実に通じており,当時の公家の生活を知る好史料である。書名の「岡屋」は兼経の邸宅の名にちなんでいる。

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百科事典マイペディアの解説

岡屋関白記【おかのやかんぱくき】

鎌倉時代中期の公家である藤原兼経(かねつね)の日記。書名は兼経の邸宅を岡屋殿と称したことにちなむ。《岡屋殿御記(おかのやどのぎょき)》《兼経卿記》ともいう。1222年から1251年までの記事の一部が伝存する。

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世界大百科事典 第2版の解説

おかのやかんぱくき【岡屋関白記】

鎌倉時代中期の公家藤原兼経の日記。1222年(貞応1)から51年(建長3)までの一部が現存。陽明文庫に自筆本1軸(建長元年巻),ほかに古写本6軸がある。《岡屋殿御記》《兼経卿記》とも称す。兼経は家実の子で,書名はその邸を岡屋殿と称したことによる。内容は公家の行事等を記したもので,記述は簡略だが,公家史料の乏しいこの時期には貴重である。貞永元年記は後堀河天皇御譲位記である。【清田 善樹】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

岡屋関白記
おかのやかんぱくき

鎌倉時代の摂政(せっしょう)・関白(かんぱく)近衛兼経(このえかねつね)の日記。『岡屋兼経公記』『岡屋殿御記』とも称する。1222(貞応1)、23、24年抄録1巻、46年(寛元4)春夏、および48年(宝治2)12月・閏(うるう)12月の古写本各1巻、49年(建長1)春自筆本1巻、50年夏、同10月、51年秋古写本各1巻、計7巻が陽明文庫に伝存。ほかに近衛房嗣(ふさつぐ)筆写による1225年(嘉禄1)2月中納言(ちゅうなごん)着陣記、「永正(えいしょう)八年(1511)書写」奥書を有する1232年(貞永1)10月、12月御譲位并(ならびに)御即位記もともに伝わる。また、房嗣筆の抜書によれば1225年(嘉禄1)より28年(安貞2)までの計4巻の日記の存在がうかがえる。鎌倉中期の公家(くげ)日記として貴重な存在である。[名和 修]

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