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崇明島 すうめいとう

百科事典マイペディアの解説

崇明島【すうめいとう】

中国東部,長江河口の砂州島。世界最大の沖積島である。9―10世紀ごろ形成され,現在上海市に属し崇明県をなし,上海浦東新区,宝山区を擁し開発が進んでいるが,東部の崇明東灘湿地は水質が良く海洋生物の宝庫で,ラムサール条約登録地となっている。
→関連項目上海

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世界大百科事典 第2版の解説

すうめいとう【崇明島 Chóng míng dǎo】

中国,長江(揚子江)の河口にある。行政的には上海市崇明県を形成する。長江のもたらす泥土が沈積してできたもので,面積1083km2,中国の島では第3位の大きさ。唐代初めに西沙,東沙の二つの島が出現し,五代には西沙に鎮が置かれ,農漁業の開発がすすめられた。その後河流や潮流の変化とともに砂州の消滅や生成がくりかえされ,人為的な開発とともに島の面積は広がったが,自然環境は不安定であった。元代に州が置かれ,明には県となったが,県治は5度も変遷している。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

崇明島
すうめいとう

チョンミン(崇明)島」のページをご覧ください。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

崇明島
すうめいとう / チョンミンタオ

中国、揚子江(ようすこう)の河口にある砂島。面積1267平方キロメートル(2016)。大部分が上海(シャンハイ)市崇明区に属すが、北東の一部は江蘇(こうそ)省啓東(けいとう)市、海門(かいもん)市に属す。崇明区の常住人口は70万3722(2010)。揚子江の沖積作用により形成された中州で、唐代初めに出現し、以後、揚子江の本流が南北に移動したことや、潮の干満、波の影響でいくつもの中州が出現・消滅を繰り返していたが、明(みん)末から清(しん)初にかけて島々の間に泥砂が堆積して一つの大島になった。近代になり東西両端が急速に高くなり、面積は日ごとに増大している。地形は平坦(へいたん)で、河川が縦横に流れ、土壌は肥沃である。島東部の東灘(とうたん)湿地は2002年にラムサール条約登録湿地となった。
 19世紀後半から本格的に開墾を開始し、中華人民共和国成立後は8か所に国営農場が建設された。米を主に、小麦、豆、綿花を産出する。漁業も盛んである。連絡橋で上海の中心部および啓東市とつながる。[林 和生・編集部]

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