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崔洋一 サイヨウイチ

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デジタル大辞泉の解説

さい‐よういち〔‐ヤウイチ〕【崔洋一】

[1949~ ]映画監督。長野の生まれ。大島渚監督「愛のコリーダ」や村川透監督「最も危険な遊戯」で助監督をつとめる。「十階のモスキート」で劇場映画監督デビュー。代表作「月はどっちに出ている」「豚の報い」「血と骨」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

崔洋一 チェ-ヤンイル

さい-よういち

崔洋一 さい-よういち

1949- 昭和後期-平成時代の映画監督。
昭和24年7月6日生まれ。在日朝鮮人2世。日活の照明助手などをへて昭和51年大島渚監督「愛のコリーダ」のチーフ助監督をつとめる。58年「十階のモスキート」を監督。平成6年「月はどっちに出ている」で毎日映画コンクール日本映画大賞。以後「マークスの山」「豚の報い」「刑務所の中」など話題作を発表。16年日本映画監督協会理事長。17年「血と骨」で毎日映画コンクール日本映画大賞。19年宝塚造形芸術大教授。長野県出身。朝鮮中・高級学校京級部(高校)卒。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

崔洋一
さいよういち
(1949― )

映画監督。国籍は韓国。昭和24年7月6日長野県佐久(さく)市に生まれる。東京総合写真専門学校中退。日活の照明係助手、制作部、小道具係などを経て、大島渚(おおしまなぎさ)監督の『愛のコリーダ』(1976)のチーフ助監督に起用されて注目を集めた。1981年(昭和56)にテレビ映画で監督となり、1983年『十階のモスキート』で映画監督デビュー。梁石日(ヤンソギル)原作の『月はどっちに出ている』(1993)で多くの賞を得た。この作品は在日韓国人の映画人たちの才能と実力を結集してつくられ、内容的にも在日韓国・朝鮮人はもはや差別を恐れてなどいない、実力でそれをはね返しているということを主張している。同じ原作者で、ビートたけし主演による『血と骨』(2004)では、一人の在日朝鮮人の苛烈(かれつ)な人生を美化することなく、同情を求めることもなく赤裸々に描いて力強い作品とした。2004年(平成16)には日本映画監督協会の理事長に就任している。[佐藤忠男]

資料 監督作品一覧

十階のモスキート(1983)
性的犯罪(1983)
いつか誰かが殺される(1984)
友よ、静かに瞑れ(1985)
黒いドレスの女(1987)
花のあすか組!(1988)
Aサインデイズ(1989)
月はどっちに出ている(1993)
平成無責任一家 東京デラックス(1995)
マークスの山(1995)
犬、走る。DOG RACE(1998)
豚の報い(1999)
刑務所の中 DOING TIME(2002)
クイール(2004)
血と骨(2004)
ス SOO(2007)
The ショートフィルムズ/みんな、はじめはコドモだった(2008)
カムイ外伝(2009)
『崔洋一他著『月はどっちに出ている――崔洋一の世界』(1994・日本テレビ放送網) ▽崔洋一・鄭義信・梁石日編著『映画「血と骨」の世界』(2004・新幹社)』

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