20世紀日本人名事典 「川島忠之助」の解説
川島 忠之助
カワシマ チュウノスケ
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報
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翻訳家、銀行家。江戸に幕府役人の子として生まれる。幕府瓦解(がかい)後、横須賀製鉄所製図見習工となりフランス語を修め、富岡製糸場の通訳、横浜和蘭(オランダ)八番館番頭となる。蚕糸売込みの使節の通訳として渡欧後、翻訳に着手し、1878年(明治11)6月、本邦初のフランス文学原典訳、ジュール・ベルヌの『新説八十日間世界一周』前編を自費出版し、ベルヌ・ブームを導く。80年6月後編刊行。82年9月ポール・ベルニエ『虚無党退治奇談』翻訳。この年横浜正金銀行に入り、のち重役となる。墓所は東京・青山霊園。
[富田 仁]
『柳田泉著『明治初期翻訳文学の研究』(1959・春秋社)』
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出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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