コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

巡回裁判 じゅんかいさいばん

2件 の用語解説(巡回裁判の意味・用語解説を検索)

百科事典マイペディアの解説

巡回裁判【じゅんかいさいばん】

英国でイングランドおよびウェールズを八つの巡回裁判区に分け,各区に高等法院判事が年3回出張して刑事・民事の裁判を行う制度。陪審員の便宜のために13世紀に始まり,全国を法的に統一するのに役立った。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

じゅんかいさいばん【巡回裁判】

裁判が地方に固定的に常設された法廷で行われず,定期ないしは不定期に巡回して来る裁判官により果たされる制度。官僚機構や貨幣による報酬,交通手段などの不備な時代には,地方在住の地方役人に大きな権限を与えると土着貴族化し,地方分権化の危険が多かったため,中央の宮廷から臨時的に派遣される裁判官による裁判および地方役人の監督方法であった巡回裁判制は,中央政権が地方を統一的に統治する一つの有効な手段であった。フランク王国9世紀のカール大帝による巡察使が早期の例として有名であるが,イギリスではとりわけ12世紀後半から組織的にこれが使われだし,地方法の駆逐,王国共通法であるコモン・ロー形成に一役買っており,現在でも英米法系の司法制度の一特色として残っている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

巡回裁判の関連キーワード公判裁判長小法廷公判廷廷吏固定翼法壇固定団地シエラレオネ国際戦犯法廷再審制度

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone

巡回裁判の関連情報