日本歴史地名大系 「常西合口用水」の解説
常西合口用水
じようさいごうくちようすい
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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富山県中央部を流れる常願寺川西岸を灌漑(かんがい)する合口用水。常願寺川左岸には同川から取水する古くからの8本の用水があったが、出水ごとに取水口が破壊されていた。1891年(明治24)の大洪水後オランダ人技師デ・レーケJohannes De Rijke(1842―1913)によって合口化が図られたが、その後も合口取水口の水害は絶えなかった。1953年(昭和28)農林省常願寺川改良事業として、常東合口用水の新設とともに通水が完成した。常願寺川の流水と発電所の放水は水路橋、サイフォンなどを通じて常西6、常東4となるよう分水、常願寺川扇状地の水田を灌漑している。
[深井三郎 2018年9月19日]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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