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平緒 ヒラオ

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デジタル大辞泉の解説

ひら‐お〔‐を〕【平緒】

幅広く平たい帯状の組緒。束帯のときに佩用(はいよう)する儀仗(ぎじょう)の太刀の緒として使い、腰に巻いて結び余りを前に垂らした。

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世界大百科事典 第2版の解説

ひらお【平緒】

束帯着装のとき,袍(ほう)の上から胴に巻き,結び余りを前に垂らす幅広の帯。《三代実録》(901)などに,〈横刀(たち)之緒〉と記されているように,左腰に剣をつるすためのもの。貞観16年(874)の制で,五位以上は唐組(組物),六位以下は新羅組(組物)もしくは綺(かんばた)(織物)等を用いることが定められた。平緒は,奈良時代の絛帯(くみおび)(多くは新羅組)が発展したもので,あくまで組物が正統である。

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大辞林 第三版の解説

ひらお【平緒】

束帯の際に佩用はいようする飾り太刀・細太刀などにつける幅の広い平打ちの組緒。腰に巻いて余りを前に垂らす。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

平緒
ひらお

公家(くげ)が用いる太刀(たち)の紐(ひも)の一種。平安時代以降、武官の束帯(そくたい)に用いられる太刀を帯びるための緒。勅授帯剣(たいけん)といって、文官も勅許を得てその束帯に平緒で太刀を佩用(はいよう)した。幅約9センチメートルの組糸の平組みの組紐または織物製で、両端が房となっている。貞観(じょうがん)16年(874)の制に、五位以上は唐組(からくみ)、六位以下は綺(かんばた)、新羅組(しらぎぐみ)などとある。唐組は山形または菱(ひし)形を一単位に綟(もじ)り組みとしてそれを連続させた紐、綺は幅の狭い平織、新羅組は平組みの紐である。鎌倉時代からは前に垂らす結び余りの部分と帯とを別にして用いることが多くなり、これを切(きり)平緒とよんで、従来の一筋で長いものを続(つづき)平緒とよぶようになった。平緒には紫(むらさきだん)、櫨(はじ)、楝(おうち)、紫地、紺地などの色が用いられた。[高田倭男]

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世界大百科事典内の平緒の言及

【帯】より

…この制度は平安時代前期まで続いた。平安時代の後期に完成した束帯(そくたい)では文官,武官ともに平緒(ひらお),石帯(せきたい)が用いられた。石帯とは革帯が変化し形式化されたもので,平緒は太刀を佩用(はいよう)するための帯であった。…

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