日本歴史地名大系 「府内町」の解説
府内町
ふないまち
城下町組の一町。府内城南西の中堀から外堀にかけての地域と、同じく西側の中堀と外堀の間の大部分からなる。南西部の町は東西に延びる二本の通りに沿う
一町三郷制のもとで、町組の府内町(府内庄屋)の支配下に前掲三〇町(うち一町は入会支配)が置かれた。正保郷帳に府内とみえ、田高四七四石余・畑高二七石余、笠和郷に所属。明暦三年(一六五七)の御取ヶ郷帳(府内藩記録)以降府内町で高付される。宝永七年(一七一〇)の高一千一七六石余、うち二一石余免許、町屋敷高二六〇石余・田畑高八九六石余。曲輪内町数二九、家数六七〇、うち一八軒免許、
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報