鉄道、電力のように、巨大な設備を要し開業までに長年月を要する事業を営む会社は、その間に利益配当をすることができないため、株主の募集が困難になり、会社の設立が不可能に近くなる。このため旧商法(291条)は、会社の目的とする事業の性質により、会社の成立後2年以上その営業の全部を開始することができないと認められる場合、裁判所の認可を得て、一定の株式について開業前の一定期間、年当り株式の発行価額の20分の1を限度として株主に配当することを定款に定めることができるとしていた。この配当を建設利息という。その性格については、将来の利益の前払いという見解もあるが、実質的には資本配当になるため、会社法の制定(2005)とともに廃止された。
[森本三男]
出典 (株)シクミカ:運営「会計用語キーワード辞典」会計用語キーワード辞典について 情報
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新