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弁慶物語 べんけいものがたり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

弁慶物語
べんけいものがたり

室町時代の物語草子。作者,成立年未詳。2巻。源義経伝説の主要人物である弁慶の出生から出家,千人切りを経て義経の家来となるまでを記す。巨人出生説話や千人切りなどを含む武勇談。『義経記』巻三の弁慶伝と同材。なお類似の作に『橋弁慶』『じぞり弁慶』がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

べんけいものがたり【弁慶物語】

御伽草子。鬼子(おにご)としての弁慶の出生から,御曹司(おんぞうし)義経の供をして奥州へ下るまでの物語。熊野別当弁心が熊野権現若王子(にやくおうじ)から賜った若一(にやくいち)が,成長して比叡に登山し,乱暴をはたらき,みずから武蔵坊弁慶を名乗る。山を追い出されてから洛中を暴れまわり,いさかい修行のため諸国を巡る途次,越前平泉寺や播磨書写山で乱暴をし,京の町で御曹司と再三邂逅(かいこう)し,ついに主従の契約をなす。

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