弔い(読み)トムライ

デジタル大辞泉 「弔い」の意味・読み・例文・類語

とむらい〔とむらひ〕【弔い】

《「とぶらい」の音変化》
人の死を悲しみ、遺族を慰めること。くやみ。弔問。「弔い言葉を述べる」
葬式野辺の送り。「弔いを出す」
死者の霊を慰めること。法事追福追善。「七年忌弔い
[類語](2葬式葬儀葬礼本葬密葬仮葬葬送

ともらい〔ともらひ〕【弔い】

とむらい」の音変化。
「法蔵寺様へでも願って―を致したいと存じます」〈円朝真景累ヶ淵

とぶらい〔とぶらひ〕【弔い】

とむらい」に同じ。
「間もなくこっそり―も済みたるに」〈蘆花自然と人生

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「弔い」の意味・読み・例文・類語

とむらいとむらひ【弔・吊】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「とぶらい(弔)」の変化した語 )
  2. 人の死をいたみ、その喪にある人を慰めること。弔問。くやみ。
  3. 死者の霊を慰め冥福を祈ること。法要。追善。
    1. [初出の実例]「年忌のとむらいの心にまつりてたむくるぞ」(出典:玉塵抄(1563)一)
  4. 葬式。のべおくり。
    1. [初出の実例]「Necya〈略〉ビョウショニ ヲイテ シタル tomurai(トムライ)」(出典:羅葡日辞書(1595))
    2. 「とむらいのくずれ三歩は売れ残」(出典:雑俳・柳多留‐二〇(1785))

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