繰戸(読み)クリド

デジタル大辞泉 「繰戸」の意味・読み・例文・類語

くり‐ど【繰(り)戸】

雨戸など、1本の溝を通して戸袋から順に1枚ずつ出し入れする戸。
[類語]ドアシャッター雨戸格子戸網戸開き戸引き戸大戸妻戸切り戸潜り戸枝折り戸木戸鎧戸門戸門扉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「繰戸」の意味・読み・例文・類語

くり‐ど【繰戸】

  1. 〘 名詞 〙 雨戸のように一筋の溝を通って戸袋から順々に引き出したり押し入れたりするように作られた戸。
    1. [初出の実例]「御法度も守らぬ君か代々を経て〈本秋〉 なげしくり戸に玉のきざはし〈益友〉」(出典:俳諧・大坂檀林桜千句(1678)第六)
    2. 「繰戸(クリド)を開けてデッキに出た」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android