繰戸(読み)クリド

精選版 日本国語大辞典 「繰戸」の意味・読み・例文・類語

くり‐ど【繰戸】

  1. 〘 名詞 〙 雨戸のように一筋の溝を通って戸袋から順々に引き出したり押し入れたりするように作られた戸。
    1. [初出の実例]「御法度も守らぬ君か代々を経て〈本秋〉 なげしくり戸に玉のきざはし〈益友〉」(出典:俳諧・大坂檀林桜千句(1678)第六)
    2. 「繰戸(クリド)を開けてデッキに出た」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む