デジタル大辞泉 「形作る」の意味・読み・例文・類語 かたち‐づく・る【形作る/▽容作る】 [動ラ五(四)]1 形成する。構成する。「岩礁が島を―・る」「性格が―・られる」2 顔や身なりを整える。化粧や身づくろいをする。「三日月や―・りてかつ寂し/太祇」[類語]築く・作る・拵える・仕立てる・作り出す・作り上げる・仕立て上げる・誂える・形成・造形・成形・成型・整形 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「形作る」の意味・読み・例文・類語 かたち‐づく・る【形作・容作】 [ 1 ] 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙① 容貌、身なりなどをつくろう。化粧や身じたくをする。[初出の実例]「女は己を悦ぶ者の為に容(カタチツクル)」(出典:世俗諺文鎌倉期点(1250頃))② ある形ができあがる。ある形になる。[初出の実例]「最初(そもそも)、身にしみし一事(ひとこと)漸々(やうやう)に形(カタチ)づくりて」(出典:うもれ木(1892)〈樋口一葉〉六)[ 2 ] 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 形を作る。形成する。[初出の実例]「英雄豪傑が其隣国を併呑し以て大国を形造りし後」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)「久しく苦しんでゐる内に文三の屈托も遂に其極度に達して、忽ち一ツの思案を形作った」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例