待宵草(読み)マツヨイグサ

デジタル大辞泉 「待宵草」の意味・読み・例文・類語

まつよい‐ぐさ〔まつよひ‐〕【待宵草】

アカバナ科マツヨイグサ属の多年草。高さ50~80センチ。茎は直立し、葉は線形で白い脈が目立ち、互生する。夏、黄色い4弁花をつけ、夕方開き、翌朝しぼんで黄赤色になる。南アメリカの原産で、日本には江戸末期に渡来。同属には、大形のオオマツヨイグサ、小形のコマツヨイグサ、葉脈赤みを帯びるメマツヨイグサなどもあるが、いずれも帰化植物で、河原荒れ地にみられ、花は黄色。よく、花が白いツキミソウと混称される。よいまちぐさ。 夏》「―河原の果に落ちこむ日/鬼城
[類語]宵待草大待宵草

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精選版 日本国語大辞典 「待宵草」の意味・読み・例文・類語

まつよい‐ぐさまつよひ‥【待宵草】

  1. 〘 名詞 〙 アカバナ科の越年草。南アメリカ原産で、日本へは江戸末期に渡来し、各地空地路傍に生える帰化植物。高さ〇・六~一メートル。全体短毛散布。葉は線状披針形で縁にまばらな歯牙(しが)がある。五~八月、葉腋ごとに黄色い四弁花が咲く。夕方に花を開くところからの名。やはずきんばい。《 季語・夏 》 〔生物学語彙(1884)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「待宵草」の解説

待宵草 (マツヨイグサ)

学名Oenothera odorata
植物。アカバナ科の多年草,園芸植物,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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