心一杯(読み)ココロイッパイ

デジタル大辞泉 「心一杯」の意味・読み・例文・類語

こころ‐いっぱい【心一杯】

[副]思う存分。精いっぱい。気の済むまで。「に」を伴って用いることもある。
「お祭りなれば―面白い事をして」〈一葉たけくらべ
「―に勉強の出来る身の上となったから」〈二葉亭浮雲
[類語]精一杯力一杯極力力任せ精精鋭意体当たり燃焼力ずく腕ずく根限り力の限りしゃかりきがりがり血の出るよう

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精選版 日本国語大辞典 「心一杯」の意味・読み・例文・類語

こころ‐いっぱい【心一杯】

  1. 〘 副詞 〙 ( 「に」を伴って用いることもある ) 心の限り。思う存分。精一杯。
    1. [初出の実例]「君が㒵うつしてほしや水桶のわがおもふその心いっはい」(出典:狂歌・古今夷曲集(1666)七)
    2. 「二十日はお祭りなれば心(ココロ)一ぱい面白い事をして」(出典:たけくらべ(1895‐96)〈樋口一葉〉三)

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