心悪い(読み)ココロワルイ

デジタル大辞泉 「心悪い」の意味・読み・例文・類語

こころ‐わる・い【心悪い】

[形][文]こころわる・し[ク]
いやな感じがする。気味が悪い。
おれ実父の仇と知らず奉公に来たかと思えば何とやら―・く思いましたが」〈円朝怪談牡丹灯籠
気だてが悪い。性質がよくない。
「いと―・き仕わざかな…我を疑ふ心にこそ」〈発心集・二〉
気持ちが悪い。気分が悪い。
「二日酔ひで―・いといふは」〈松翁道話・四〉
[類語]気味が悪いきしょい気色が悪い気味悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪いきもいグロい疎ましいいまわしいおぞましいおどろおどろしい不気味

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精選版 日本国語大辞典 「心悪い」の意味・読み・例文・類語

こころ‐わる・い【心悪】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]こころわる・し 〘 形容詞ク活用 〙
  2. 心がけが悪い。心がきたない。心が曲がっている。
    1. [初出の実例]「いと心(ココロ)わるきしわざ哉」(出典:発心集(1216頃か)二)
  3. 気分が悪い。気持が悪い。
    1. [初出の実例]「ちと御心わろきによりこくらくゐんめして御くすりまいる」(出典:御湯殿上日記‐延徳三年(1491)五月二〇日)
  4. 気味がわるい。いやな感じがする。〔浪花聞書(1819頃)〕

こころ‐わろ・い【心悪】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙
    [ 文語形 ]こころわろ・し 〘 形容詞ク活用 〙こころわるい(心悪)
    1. [初出の実例]「かかるもんかうを負ふも、心わろき物におぼしめすやうのあればこそ」(出典:古今著聞集(1254)五)

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