気味が悪い(読み)キミガワルイ

デジタル大辞泉 「気味が悪い」の意味・読み・例文・類語

気味きみわる・い

なんとなく恐ろしい。なんとなく気持ちが悪い気味悪い。
[類語]きしょい気色が悪い気味悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロい疎ましいいとわしいいまわしいおぞましいおどろおどろしい不気味不快不愉快まがまがしい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避忌み嫌う煙たがる呪わしい鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらしかめるひそめるひそみ顰蹙ひんしゅく苦る辟易うるさい嫌がる嫌気が差すいと蛇蝎視だかつし唾棄倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌にあわを生じる冷汗三斗

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精選版 日本国語大辞典 「気味が悪い」の意味・読み・例文・類語

きみ【気味】 が 悪(わる・わり)

  1. ( 一般的に ) 気持が良くない。気分が良くない。きびが悪い。
    1. [初出の実例]「アア、呑み足らいで気味が悪い」(出典:虎寛本狂言・悪太郎(室町末‐近世初))
  2. 恐ろしい感じである。不安な気持がするさまである。きびが悪い。気味あし。
    1. [初出の実例]「夜がふけてはきみがわるいから、宵のうちのつもりにて」(出典:黄表紙・江戸生艷気樺焼(1785)下)

きび【気味】 が 悪(わる・わろ)

  1. きみ(気味)が悪い
    1. [初出の実例]「身共が身のうへをわらはせらるるかと思ふてきびがはるかったが」(出典:虎明本狂言・秀句傘(室町末‐近世初))
    2. 「『祟って居るったって私の身体は幽霊が離れないので、ヘエ』『気味(キビ)の悪い奴が飛込んで来たな』」(出典真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉二〇)

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