不気味(読み)ブキミ

デジタル大辞泉 「不気味」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐きみ【不気味/無気味】

[名・形動]気味が悪いこと。また、そのさま。「―な笑い声
[派生]ぶきみがる[動ラ五]ぶきみさ[名]
[類語]気味悪い怖い恐ろしいおっかない空恐ろしい物恐ろしいおどろおどろしい不安恐れる心配懸念危惧きぐ危懼きく疑懼ぎく恐れ胸騒ぎ気がかり心がかり不安心心細い心許こころもとない憂い危なっかしいおぼつかないきしょい気色が悪い気味が悪い底気味悪い薄気味悪い鳥肌が立つ気持ち悪い虫唾むしずが走る反吐へどが出るきもいグロい疎ましいいとわしいいまわしいおぞましい不快不愉快まがまがしい忌む嫌い毛嫌い大嫌い食わず嫌いいけ好かない虫が好かないいや気に食わない犬も食わぬ憎い憎らしい憎たらしい憎憎しい苦苦しい腹立たしいいまいましい苦虫を噛み潰したよう苦り切る眉をひそめる鼻持ちならないうとむうとんずる嫌気忌避忌み嫌う煙たがる呪わしい鼻に付くうっとうしいむかつくむしゃくしゃくしゃくしゃ不興不機嫌薄ら寒いうそ寒い胸が悪い胸糞が悪い心外苛立たしいうらめしいしかめっ面渋面しぶつらしかめるひそめるひそみ顰蹙ひんしゅく苦る辟易うるさい嫌がる嫌気が差すいと蛇蝎視だかつし唾棄倦厭けんえん迷惑身の毛がよだつ総毛立つ背筋が寒くなる背筋が凍るぞっと肌にあわを生じる冷汗三斗

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精選版 日本国語大辞典 「不気味」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐きみ【不気味・無気味】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 気味が悪いさま。なんとなく恐ろしい気持や不安を感じるさま。ぶきび。
    1. [初出の実例]「引出物に元祖真筆の名号を峰右衛門にたまはるは不気味(フキミ)ながら有がたし」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)二)
    2. 「無気味(ブキミ)黒船が来て」(出典:思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉七)
  3. 気に入らないさま。
    1. [初出の実例]「不気味成(なる)事有(あり)とて、役所引取などする事は」(出典:葉隠(1716頃)一)

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