ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「志田義秀」の意味・わかりやすい解説
志田義秀
しだぎしゅう
[没]1946.1.17. 富山
俳人,俳文学者。号,素琴。 1903年東京大学国文学科卒業。文学博士。第六高等学校,成蹊高等学校教授を歴任,東京大学で連俳史を講じて多くの俳文学者を育成した。句は第四高等学校在学中藤井紫影 (乙男) に学び,『詩作』同人,『懸葵』『草上』選者を経て『東炎』を主宰。著書『俳文学の考察』 (1932) ,『問題の点を主としたる芭蕉の伝記の研究』 (学位論文,38) ,『芭蕉俳句の解釈と鑑賞』 (40~46) など。句集『山萩』。
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