デジタル大辞泉
「思い付く」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おもい‐つ・くおもひ‥【思付】
- [ 1 ] 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 心をひかれる。好意をもつ。
- (イ) 愛情をよせる。惚れこむ。懸想(けそう)する。
- [初出の実例]「藤波の 思ひもとほり 若草の 思就(おもひつき)にし 君が目に 恋ひや明かさむ 長き此の夜を」(出典:万葉集(8C後)一三・三二四八)
- (ロ) 好感を持つ。親しみ懐(なつ)く。心服する。味方する。
- [初出の実例]「その折に、故ゑもんの督(かみ)をば、とりわきておもひつきにしぞかし。〈略〉なつかしうおぼえし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕霧)
- [ 2 ] 〘 他動詞 カ行五(四) 〙 ある考えが心に浮かぶ。考えつく。思い当たる。思い出す。
- [初出の実例]「見てのみぞ我はもえます春山のよそのなげきをおもひつきつつ」(出典:平中物語(965頃)九)
- [ 3 ] 〘 他動詞 カ行下二段活用 〙 ⇒おもいつける(思付)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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