思案投首(読み)シアンナゲクビ

デジタル大辞泉 「思案投首」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なげくび【思案投(げ)首】

首を前に傾け、深く考え込むこと。「名案が浮かばず、思案投げ首てい
[類語]思い余る思案に余る思案に暮れる頭を抱える頭を悩ます思いあぐねる途方に暮れる多岐亡羊五里霧中

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精選版 日本国語大辞典 「思案投首」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なげくび【思案投首】

  1. 〘 名詞 〙 考え込んで首を傾けること。いい案がなくて困っているさまにいう。
    1. [初出の実例]「残る莟(つぼみ)の花一つ、水上げかねし風情にて、思案投首萎るるばかり」(出典:浄瑠璃・絵本太功記(1799)十日)

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四字熟語を知る辞典 「思案投首」の解説

思案投首

考え込んで首を傾けること。いい案がなくて困っている様子にいう。

[使用例] あれで、丁稚大将も、思案投首というとこで、途方にくれてまんね[横光利一家族会議|1935]

[使用例] 退職金どころか未払い何万とたまった分は棚上げ、女房子供かかえて思案投首のところへ、追い打ちかけるように、葛坑はじまって以来の事故が起きた[野坂昭如*骨餓身峠死人葛|1969]

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