思案投首(読み)シアンナゲクビ

精選版 日本国語大辞典 「思案投首」の意味・読み・例文・類語

しあん‐なげくび【思案投首】

  1. 〘 名詞 〙 考え込んで首を傾けること。いい案がなくて困っているさまにいう。
    1. [初出の実例]「残る莟(つぼみ)の花一つ、水上げかねし風情にて、思案投首萎るるばかり」(出典:浄瑠璃・絵本太功記(1799)十日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「思案投首」の解説

思案投首

考え込んで首を傾けること。いい案がなくて困っている様子にいう。

[使用例] あれで、丁稚大将も、思案投首というとこで、途方にくれてまんね[横光利一家族会議|1935]

[使用例] 退職金どころか未払い何万とたまった分は棚上げ、女房子供かかえて思案投首のところへ、追い打ちかけるように、葛坑はじまって以来の事故が起きた[野坂昭如*骨餓身峠死人葛|1969]

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む