途方に暮れる(読み)トホウニクレル

デジタル大辞泉 「途方に暮れる」の意味・読み・例文・類語

途方とほう・れる

方法手段が尽きて、どうしてよいかわからなくなる。「道に迷って―・れる」
[類語]てこずる苦労困る弱る参るきゅうするこうずる苦しむ困り果てる困りきる困りぬく困却する往生おうじょうする難儀する難渋なんじゅうする閉口する困惑する当惑する手を焼く手に余る持て余す手に負えない手が付けられない手が掛かる世話が焼ける始末に負えない始末が悪い・どうにもならない・如何ともしがたい度し難い思い余る思案に余る思案に暮れる思案投げ首頭を抱える頭を悩ます思いあぐねる多岐亡羊五里霧中ぎゃふんお手上げ諦める思い切る断念観念諦念ていねん諦めギブアップくじける降参辟易へきえき屈伏シャッポを脱ぐ手も足も出ないへこたれる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「途方に暮れる」の意味・読み・例文・類語

とほう【途方】 に 暮(く)れる

手段が尽きてぼんやりする。どうしてよいか手段に迷う。
※虎寛本狂言・武悪(室町末‐近世初)「とかく某は、途方にくれて分別に能はぬに依って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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