横死(読み)オウシ

デジタル大辞泉 「横死」の意味・読み・例文・類語

おう‐し〔ワウ‐〕【横死】

[名](スル)殺害されたり、災禍などのため、天命を全うしないで死ぬこと。不慮の死。非業の死。「無念の横死を遂げる」「旅先横死する」
[類語]死ぬ怪死変死惨死亡くなる死する没する果てる眠るめいするたおれる事切れる身罷みまか先立つ旅立つ死去する死亡する死没する物故する絶命する絶息する永眠する瞑目めいもくする逝去せいきょする長逝ちょうせいする永逝えいせいする他界する昇天する往生おうじょうする落命する急逝きゅうせいする急死する頓死とんしする憤死する夭折ようせつする夭逝ようせいする息を引き取る冷たくなるえなくなる世を去る帰らぬ人となる不帰の客となる死出の旅に出る亡き数に入る鬼籍に入る幽明さかいことにする黄泉こうせんの客となる命を落とす人死に物化まかくたばる絶え入る消え入るはかなくなる絶え果てる空しくなる仏になる朽ち果てる失命夭死臨終ぽっくりころり突然死即死

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「横死」の意味・読み・例文・類語

おう‐しワウ‥【横死】

  1. 〘 名詞 〙 殺害されたり、不慮の災難にあったりして死ぬこと。天命を全うしないで死ぬこと。不慮の死。非業の死。
    1. [初出の実例]「聖徳太子の崇峻天皇を、『横死(わうし)の相在(まし)ます』と申させ給ひたりしが」(出典平家物語(13C前)四)
    2. 「親同胞の枉死(ワウシ)を見捨て、いひがひなくも脱れ去りしは」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)拾遺)
    3. [その他の文献]〔南史‐陸襄伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「横死」の読み・字形・画数・意味

【横死】おう(わう)し

非命の死。〔宋書、柳元景伝〕世嚴暴異常なり。~世ず。義恭・元景等竝びに相ひ謂ひて曰く、今日始めて死をれたりと。

字通「横」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android