デジタル大辞泉
「愛新覚羅」の意味・読み・例文・類語
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あいしんかくら【愛新覚羅】
- ( Aisingioro アイシンギョロの漢字表記 ) もと満州族の一部族の名。のち、中国清朝王室の姓。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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愛新覚羅 (あいしんかくら)
中国,清朝帝室の姓。満州語でアイシンギョロAisin gioroという。清の太祖ヌルハチ家は元来ギョロ(覚羅)姓を称していたが,ヌルハチは1583年(万暦11),祖父と父を殺害したニカンワイランに復仇するため挙兵した際,アイシンギョロを初めて名のったとされる。アイシン(愛新)は〈金〉を意味するが,満州族に金朝(1115-1234)の女真族の後裔の意識があった反映とみられ,同じ意識からヌルハチの後金国の国号も生まれたと考えられる。
執筆者:若松 寛
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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愛新覚羅【あいしんかくら】
中国,清朝王室の姓。漢字は満州語アイシンギョロの音表記。アイシンaisinは金,ギョロgioroは骨族,名門を意味する姓。清の建国者ヌルハチが金朝になぞらえて王室の姓とし,以後清の滅亡まで使用された。
→関連項目溥儀
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愛新覚羅
あいしんかくら / アイシンギョロ
中国、清(しん)朝王室の姓。清は満洲族の建てた王朝で、満州語が固有の言語であった。アイシンは満州語で金を意味するが、ギョロの意味については諸説があり、明らかでない。愛新覚羅の漢字は、ただ満州語の発音を表したものである。満洲族の姓には伊爾根覚羅(イルゲンギョロ)、西林覚羅(シリンギョロ)など覚羅のつくものがいくつかあり、それらは古い由緒ある家柄であるという。愛新覚羅の姓は清朝王室以外にまったくないので、国初太祖ヌルハチの時代に、自己の氏族の尊貴を表そうとして作為されたらしく、当時アイシン(金)と称していた国名と関係するようである。清朝最後の皇帝(宣統帝)溥儀(ふぎ)の一族は、現在なお愛新覚羅の姓を名のっている。
[神田信夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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愛新覚羅
アイシンギョロ
清朝帝室の姓
満州語でアイシン(Aisin)は金を,ギョロ(Gioro)は由緒ある旧家の意味。16世紀末,ヌルハチが当時の国号金と合わせて,その出自の古さを誇示するため創始したといわれる。国号を清と改称した後も帝室姓として使用された。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
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愛新覚羅
あいしんかくら
「アイシンギョロ(愛新覚羅)」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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