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成帯性土壌 セイタイセイドジョウ

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デジタル大辞泉の解説

せいたいせい‐どじょう〔‐ドジヤウ〕【成帯性土壌】

類似する気候帯の環境に対応して分布する土壌。気温や降雨に応じた植生が、化学的な土壌生成に影響を与えることによる。寒帯のツンドラ、冷帯のポドゾル、熱帯・サバンナラテライトなどが知られる。気候性土壌。→成帯内性土壌

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

成帯性土壌
せいたいせいどじょう
zonal soil

類似した気候条件下で生成され気候帯に対応して分布する土壌。気候型土壌ともいう。地表付近の岩石風化物を土壌に発達させる環境因子として最大のものは気候である。土壌生成過程は一種の化学反応であるから、気温や降雨などの気候的要因は土壌の生成に大きな影響を与える。気候の違いによって、世界の土壌は数種に大別されるが、それらの土壌は必然的に世界の気候帯の配列に対応して分布している。この学説は、ロシアの土壌学者ドクチャーエフ以来の気候的土壌帯説として、多くの学者によって支持されている。
 高緯度の氷雪気候帯はツンドラ土、寒帯から亜寒帯のタイガ地帯にはポドゾル、温帯多雨気候帯には褐色森林土、亜熱帯から熱帯の多雨帯には赤黄色土からラトソルというように対応し、半乾燥気候帯から砂漠地帯にかけてチェルノゼムから砂漠土まで、順次に配列する。
 それぞれの気候帯のなかで、土壌の性質は移行関係にあるので、中間のものがいくつか細分類される。日本では地形が複雑なため、土壌帯はあまり明瞭(めいりょう)にはみられないが、北海道ではポドゾル化が、西南暖地では赤黄色土化の傾向がみられ、中間に褐色森林土が分布する。アンドソルやグライ性土壌など気候を最大の生成因子としない種類の土壌は、成帯性土壌とみなされない。[浅海重夫・小山雄生・渡邊眞紀子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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