デジタル大辞泉
「戸倉峠」の意味・読み・例文・類語
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戸倉峠 (とくらとうげ)
鳥取・兵庫県境にある峠。〈とぐら〉ともいう。標高約920m。鳥取県側の八頭(やず)郡若桜(わかさ)町に,平家落人伝説をもつかつての木地師集落の落折(おちおり)があり,兵庫県側には宍粟(しそう)市の旧波倉町に属する麓集落の戸倉がある。1581年(天正9)豊臣秀吉は鳥取攻略にさいしてこの峠から侵入した。鳥取と姫路を結ぶ国道29号線が峠の直下(標高約820m)をトンネルで越える。峠は氷ノ山後山(ひようのせんうしろやま)那岐山国定公園に属し,戸倉,新戸倉などのスキー場がある。
執筆者:豊島 吉則
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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戸倉峠
とくらとうげ
兵庫県宍粟(しそう)市と鳥取県八頭(やず)郡若桜(わかさ)町の境界にある峠。標高891メートル。歴史上、播磨(はりま)と出雲(いずも)地方とを結ぶ重要な交通路であり、宍粟市域には伊和神社、千草(ちくさ)鉄など出雲文化の影響が大きい。江戸時代以降は若桜街道、播州往来(ばんしゅうおうらい)とよばれた。かつては雪に悩まされたが、いまはトンネルで抜けて国道29号が走る。氷ノ山後山那岐山(ひょうのせんうしろやまなぎさん)国定公園の一画で、兵庫県側の山麓(さんろく)にはスキー場がある。
[大槻 守]
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戸倉峠
とくらとうげ
兵庫県宍粟市と鳥取県若桜町との境,因幡 (若桜) 街道 (現国道 29号線) 沿いにある峠。標高 891m。第2次世界大戦後,峠付近の難所を避けるため長さ 75mのトンネルで通過するようになった。付近の戸倉山山麓は氷ノ山山麓とともにスキー場として有名。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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