損料(読み)ソンリョウ

デジタル大辞泉 「損料」の意味・読み・例文・類語

そん‐りょう〔‐レウ〕【損料】

衣服器具などを借りるとき、その損耗を償う意味で支払う料金。借り賃。使用料。「損料を払って衣装を借りる」
[類語]賠償補償弁償代償報償償う見返り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「損料」の意味・読み・例文・類語

そん‐りょう‥レウ【損料】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 衣類器物などを借りた時、それがいたむ代償として支払う金銭。かりちん。借用料。
    1. [初出の実例]「五十文 輿損料故日向」(出典:東寺百合文書‐へ・寛正四年(1463)一二月・光明講方用脚算用状)
    2. 「泪は雨のふる夜は下駄からかさまても損料(ソンリャウ)出して、思へはかりのうら店」(出典浮世草子・好色一代男(1682)三)
  3. そんりょうもの(損料物)」の略。
    1. [初出の実例]「そんりゃうのかり小袖にて、金仏のごとく荘厳して」(出典:仮名草子・都風俗鑑(1681)二)

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