携帯食糧(読み)けいたいしょくりょう

  • けいたいしょくりょう ‥ショクリャウ
  • けいたいしょくりょう〔シヨクリヤウ〕

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

運搬に便利なように軽くて,小型で,保存のきく食糧。もともと軍隊の必要に応じて発達したもので,現在は数日間にわたる登山などに用いられている。昔は米飯を干した (ほしいい) が代表であった。近年,パン,乾パン缶詰冷凍食品などの保存食品の発達や加工法の発達により,品質のすぐれたものが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

旅行,登山,探検軍事行動などに携行する食料。短時間の外出などに携行する弁当は含まないのがふつうである。材料入手調理が困難で,しかも,その状況が長期にわたる場合も多いので,携行に便なように重量容積が小さく,貯蔵保存性が大きく,できるだけ調理の必要が少なく,かつ,カロリー栄養分の豊富なことが要求される。貯蔵保存性の点で,古くから備蓄用の食料とされたものも多く,調理の省略化をめざすでは,いわゆる非常食宇宙食とも密接な関連をもつ。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙 旅行や登山などに持って行くために作られた簡便な食糧。主食、魚肉、野菜などを圧縮したり、一度料理したものを乾燥させたりして、小型、軽量に作られ、簡単に食べられるようにしたもの。
※風俗画報‐二一五号(1900)天津城攻撃戦闘公報「各隊は小行李脊負袋に二日分携帯食糧を携行すべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の携帯食糧の言及

【食品】より


[用途による分類]
 日常食,携帯食,非常食,備荒食に分けられる。携帯食(携帯食糧)は,水分を除いて軽量化したものと,調理を要せずすぐ食べられるものに分けられる。非常食は長期保存が可能なように加工した食品で,凍結乾燥し,窒素ガスを充てんした缶詰は,30年以上も保存可能である。…

※「携帯食糧」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

自由放任主義

自由に個人の利益を追求させ,競争させることが社会全体の利益の増進に役立つという主張。 A.スミスは『国富論』において,フェアプレイの原則に基づく自由競争こそ見えざる手による社会の繁栄をもたらすとし,一...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android