デジタル大辞泉
「摩擦の法則」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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摩擦の法則【まさつのほうそく】
1699年にアモントンが発見し,1781年にクーロンが確認した法則。アモントンの法則,クーロンの法則とも。摩擦について,物体が接触面を垂直に押す力が非常に大きいか非常に小さい場合を除いて,ほぼ成立する実験的法則。最大静止摩擦力と動摩擦については〈摩擦力は物体が接触面を垂直におす力に比例し,接触面の面積には無関係である〉。運動摩擦についてはさらに〈摩擦力は運動速度には無関係である〉。→摩擦係数
→関連項目クーロンの法則|ころがり摩擦|すべり摩擦
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摩擦の法則
まさつのほうそく
law of friction
ギョーム・アモントン,シャルル=オーギュスタン・ド・クーロンらによって確立された摩擦力に関する近似的な経験法則。クーロンの法則,アモントンの法則,またはアモントン=クーロンの法則とも呼ばれる。摩擦係数は垂直抗力,見かけの接触面積,相対速度の大きさに無関係に一定の値をもつという法則と,静止摩擦係数は運動摩擦係数より大きいという法則から成り立つ。見かけの接触面積とは,たとえば箱の底が平面に接触する場合,箱の底面の面積をいう。しかし接触面には細かい凹凸があって一様に接触しているわけではないので,ほんとうにぴったり接触している部分の真の接触面積と区別している。摩擦の主因が凝着である場合には,接触面のやわらかいほうの材料の真の接触面積における剪断強さ s と硬さ(貫入強さ)p の比が摩擦係数 μに等しい(μ=s/p)として,摩擦の法則が理解できる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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法則の辞典
「摩擦の法則」の解説
出典 朝倉書店法則の辞典について 情報
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