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政治講談 せいじこうだん

世界大百科事典 第2版の解説

せいじこうだん【政治講談】

自由民権運動の主要な宣伝活動の形態である演説会が,一定期間演説禁止処分をこうむる弁士の続出により困難になったため,口の動きを封じられた民権活動家が,演説に代り,それと同じ機能を果たすものとして案出したのが政治講談である。その誕生には東京浅草寺境内で新聞の重要記事を読んだ〈新聞講談〉の創始をはじめ新機軸を次々に打ち出した松林伯円(しようりんはくえん)らの意欲的な試みにより,講談が民衆娯楽として大盛況を呈していることが刺激となっていた。

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世界大百科事典内の政治講談の言及

【伊藤痴遊】より

…1881年自由党に入り星亨門下の壮士として活躍,86年の静岡事件や翌年の秘密出版事件などに連座し処罰されたこともある。87年政治講談を創始,政界の裏話や人物譚などを巧みに談じ名声を得たため,やがてこれを本業とし,双木舎痴遊と号した。以後,話芸の向上発展に尽くし,晩年には話術研究会を主宰した。…

【講談】より

…彼はかつて白浪物を得意として〈泥棒伯円〉といわれたが,新時代を迎えて《コロンブス伝》などの翻案物をこころみるとともに,〈時事講談〉や新聞記事をもとにした〈新聞講談〉で評判になった。また,坂崎斌(びん)(1855‐1914)が82年に〈東洋一派民権講釈〉と題して自由民権を唱えてから〈政治講談〉が生まれ,やがて伊藤痴遊が出現した。80年ごろから97年ごろまでは近代講談の黄金時代で,東京の釈場は80軒,講釈師は800名にのぼった。…

※「政治講談」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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