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新銀行東京 しんぎんこうとうきょうShinGinko Tokyo, Limited

日本の企業がわかる事典2014-2015の解説

新銀行東京

正式社名「株式会社新銀行東京」。英文社名「ShinGinko Tokyo, Limited」。銀行業。平成16年(2004)設立。本店は東京都新宿区西新宿。東京都主導でBNBバリバ信託銀行を公有化して発足した銀行。中小企業向け融資に注力。

出典|講談社日本の企業がわかる事典2014-2015について | 情報

知恵蔵の解説

新銀行東京

株式会社新銀行東京は、東京都新宿区に本店を置く銀行。石原慎太郎が2期目の東京都知事選挙の公約にした「東京発金融改革」の目玉で、資金調達に悩む中小企業の救済を理念として2004年4月に設立された。
中小企業に対する無担保融資などを掲げ、金融機関の貸し渋りに苦しむ中小企業を支援するとして、東京都が1000億円を出資し開業したが、この際に当時売却を検討していたフランスの銀行の日本法人を都知事の即断のような形で買収したことや、全株式の8割以上を都が保有していることなどから「石原銀行」との異名をとる。設立の趣旨に基づき無担保・無保証の融資を売り物にしたが、審査の甘さや野放図な融資により膨大な不良債権を抱えることになり、08年3月期決算では累積赤字が1000億円を超えるまでになった。都議会では「私(石原)だったら、銀行をもっと大きくできた」との答弁がなされ、破綻(はたん)による大きな損失を避けるとして経営再建を進めることになった。そのため、08年4月には東京都が400億円の追加出資を行ったが、都民の反対も根強い。
その後、08年12月には融資詐欺事件の摘発やずさんな融資管理について金融庁から業務改善命令が出されるなど再建は隘路に立たされている。なお、09年3月の都議会では融資の焦げ付きによる損失を都が補助するなどの条例案と予算案が審議され、新銀行東京もこの取り扱いが可能であるため、乱脈融資へのさらなる追い貸しや新銀行への新たな税金投入の布石となるのではと危惧されている。

(金谷俊秀 ライター / 2009年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

新銀行東京

石原知事が03年の都知事選で公約に掲げ、都が1千億円を出資して05年に開業。中小企業向けに無担保融資を看板に掲げたが、ずさんな審査で融資が相次いで焦げ付き、07年度末に累積赤字が1016億円に拡大した。都は400億円を追加出資したが、都税855億円の損失が確定。赤字体質は変わらず、09年3月期決算も105億円の赤字となった。

(2009-06-20 朝日新聞 夕刊 1社会)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

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