キャサリン

デジタル大辞泉 「キャサリン」の意味・読み・例文・類語

キャサリン(Katherine)

オーストラリア、ノーザンテリトリー北部の町。ダーウィンの南東約300キロメートル、キャサリン川沿いに位置する。キャサリン渓谷があるニトミルク国立公園カタカタ鍾乳洞への観光拠点。

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百科事典マイペディア 「キャサリン」の意味・わかりやすい解説

キャサリン[アラゴンの]【キャサリン】

英国チューダー朝国王ヘンリー8世の最初王妃。スペインのフェルナンドイサベラ末娘。当時のヨーロッパの強大国スペインの意を迎えようとした政略結婚によって,1501年皇太子アーサーの妃となったが,彼の早逝によって,1509年,義理の弟との結婚を禁じたローマ教会の規定に特免をえて,ヘンリーと再婚した。しかしメアリー(後の女王)の他に男子の後継者に恵まれなかったことから,国王はアン・ブーリンとの恋愛に走り,キャサリンとの結婚の不成立を訴えたが,ローマ教会がそれをいれなかったため事態は紛糾した。結局,議会主導のもとに政治的解決がはかられて,キャサリンのローマへの上告は禁止され,1533年に離婚が成立したが,彼女はそれを認めず,最後まで英国に留まった。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「キャサリン」の意味・わかりやすい解説

キャサリン
きゃさりん
Catherine of Aragon
(1485―1536)

イギリス王ヘンリー8世の第1王妃。スペイン王(もとのアラゴン王)フェルナンド2世とその妃(もとのカスティーリャ女王)イサベル1世との間に生まれた。イギリスの王太子アーサーと1501年結婚したが、夫の死によりその弟ヘンリー8世の妃となった(1509)。初めは統治についても協力、13年、王の不在中にスコットランド軍が進攻してきた際、王妃が防衛策を講じた。だが男子に恵まれずしだいに王の焦燥が高じ、アン・ブリンを恋したことも加わって王は離婚を決意。これがイギリス宗教改革の直接的原因となった。33年ついに彼女は王妃の地位を失ったが、自身はヘンリーとの結婚の正当性を疑うことがなかった。娘メアリー(後のメアリー1世)からも遠ざけられ孤独のうちに死去

[植村雅彦]

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デジタル大辞泉プラス 「キャサリン」の解説

キャサリン

任天堂ゲームソフト「スーパーマリオブラザーズ」シリーズのキャラクター。種族名でもある。初登場は「夢工場ドキドキパニック」(1987年、ファミリーコンピュータ)。ヨッシーに似た恐竜の一種。基本色はピンクで、丸くあいた口と頭のリボンが特徴。

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367日誕生日大事典 「キャサリン」の解説

キャサリン

生年月日:1485年12月16日
イギリス国王ヘンリー8世の最初の妃
1536年没

キャサリン

生年月日:1638年11月25日
ポルトガル王女
1705年没

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「キャサリン」の解説

キャサリン

カタリナ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「キャサリン」の意味・わかりやすい解説

キャサリン[アラゴン]

「カサリン[アラゴン]」のページをご覧ください。


キャサリン[バロア家]
キャサリン[バロアけ]

「カサリン[バロア家]」のページをご覧ください。


キャサリン[ブラガンザ]

「カサリン[ブラガンザ]」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のキャサリンの言及

【アレウト[列島]】より

…火山性の島々が大部分で活火山もあり,樹木はなく,強風,濃霧に見舞われる。1741年にロシア人によって発見されキャサリン列島と呼ばれたが,1867年のアラスカ購入に伴いアメリカ合衆国領となった。ロシア人毛皮猟師,商人の流入により,動物群および2万5000を数えた原住民アレウト族の人口は急減した。…

※「キャサリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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