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日比野五鳳 ひびの ごほう

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美術人名辞典の解説

日比野五鳳

仮名書道家。岐阜県生。本名信。漢字を大野百錬に学ぶが仮名はまったくの独学で古典かなの研究を積む。芸術院賞受賞。芸術院会員文化功労者。昭和60年(1985)歿、83才。

出典|(株)思文閣
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

日比野五鳳 ひびの-ごほう

1901-1985 昭和時代の書家。
明治34年2月20日生まれ。大野百錬(びゃくれん)に漢字をまなび,それを基礎にかなを独学。かな書道界で活躍した。水穂(すいほ)会を主宰。昭和40年芸術院賞。52年芸術院会員。58年文化功労者。昭和60年1月27日死去。83歳。岐阜県出身。大垣中学卒。本名は信(まこと)。作品はほかに「ひよこ」「大字仮名いろは屏風(びょうぶ)」など。
【格言など】書は清らかでなければならない。品格の損なわれた書は駄目だ(「遺言」)

出典|講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

日比野五鳳
ひびのごほう
(1901―1985)

書家。愛知県東春日井(ひがしかすがい)郡勝川町(現春日井市)生まれ。本名信(まこと)。幼くして母と死別し、岐阜の祖父母に育てられる。大垣中学校時代に大野百錬(びゃくれん)に会い、書を本格的に習う。仮名作家として大成した五鳳であるが、仮名は独学で習ったもので、当初百錬にはもっぱら顔真卿(がんしんけい)の書法や晋(しん)唐の碑法帖(ひほうじょう)の書法を習った。彼独特の線質の粘り強さは、このころの漢字の修練によっている。のち京都に出て女学校の助教諭を勤めながら、1927年(昭和2)文検に合格、教員生活のかたわら書作に励んだが、48年(昭和23)に日展に参加したのを機に教員を辞し、書壇の重鎮として活躍した。多くの門人を抱え、水穂(すいほ)会を主宰。77年日本芸術院会員となり、83年には文化功労者となる。代表作に『大字仮名いろは屏風(びょうぶ)』(1963・東京国立博物館)などがあり、古典に立脚した雄大で勁強(けいきょう)な仮名作品を残した。[神崎充晴]
『『日比野五鳳・萬葉百首』(1979・講談社)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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