旧里帰農令【きゅうりきのうれい】
老中・松平定信によって行われた寛政改革における一施策。前老中の田沼意次による商人中心の改革では,賄賂が横行し政治が乱れ,地方においては本百姓が没落し江戸への大量流入が起きていたことから,これら没落農民の帰村や帰農を奨励するとともに,他国への出稼ぎを制限して農作物の安定供給を目指した。また同時に,飢饉に備えて食料の備蓄も奨励し,倹約・緊縮の改革を色濃く反映したものとなっている。
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旧里帰農令
きゅりきのうれい
江戸時代後期,1790年に寛政の改革の一つとして出された帰農奨励法
天明の飢饉で増加した江戸の人口を減らすため,幕府は正業をもたない人に資金を与えて農村に帰ることを勧めたが,効果はなかった。
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出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
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