イギリス、ウェストミンスター宮殿の「星室」(天井に星の装飾があったところから名づけられた)で開かれた、国王大権裁判所。スター・チェンバーともよばれる。複雑な法的手続を要する各種のコモン・ロー裁判所が対処しえない事件を処理するために、15世紀末から国王評議会の裁判権に基づいて開かれるようになった。治安を乱す行為、陪審員の贈収賄などを管轄事項として、チューダー朝に入って盛んに開かれたが、スチュアート朝においては国王専制の政策を遂行するための道具として濫用され、ことに政敵やピューリタンに対して拷問をはじめとする過酷な刑罰を課して悪評を買い、ピューリタン革命期の1641年、長期議会によって廃止された。
[今井 宏]
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新