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春木荘 はるきのしょう

百科事典マイペディアの解説

春木荘【はるきのしょう】

和泉国和泉郡池田郷(《和名抄》)に成立した荘園。現大阪府和泉市の春木町を遺称地とし,松尾谷一帯に比定される。1164年藤原忠通(ただみち)の子九条兼実(かねざね)が父の供養のため奈良春日社(春日大社)・興福寺に四季供料を寄進するため,池田郷内春木村の地に立荘。

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世界大百科事典 第2版の解説

はるきのしょう【春木荘】

和泉国和泉郡(現,大阪府和泉市春木町を中心とする地域)にあった荘園。平安末期,九条兼実が立荘して春日社に寄進し,その年貢をもって春日社四季八講料にあてたのにはじまる。1174年(承安4)玄禅五師という者が悪徒と語らって濫吹(らんすい)を行ったり,1204年(元久1)に国司が非例非分の課役を課すなどのこともあったが,兼実の子孫が領家職を相伝し,春日社に四季八講料を出しつづけたようである。1250年(建長2),九条道家は春木荘を三男実経に譲与したため,以後領家職は一条家の領有するところとなった。

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