晴明(読み)セイメイ

デジタル大辞泉 「晴明」の意味・読み・例文・類語

せいめい

京都大学の岡山天文台に設置した天体望遠鏡愛称。平成30年(2018)、国立天文台岡山観測所に隣接する岡山県浅口市・矢掛町に設置。東アジア最大の口径3.8メートルの光学赤外線望遠鏡で、急激に増光減光するガンマ線バースト超新星などの即時観測や系外惑星の観測を行う。
[補説]平安時代陰陽家安倍晴明にちなむ。

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精選版 日本国語大辞典 「晴明」の意味・読み・例文・類語

せい‐めい【晴明】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. ( 形動 ) 空が晴れ渡って物が明らかなこと。空が明らかに澄みわたること。また、そのさま。
      1. [初出の実例]「恰も朦昧の雲霧を闢き晴明の影を現すが如し」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉四)
      2. [その他の文献]〔白居易‐渭村雨帰詩〕
    2. せいめい(清明)
      1. [初出の実例]「三月には、晴明、穀雨」(出典:名語記(1275)五)
  2. [ 2 ] 平安時代における、陰陽・天文両道の大家、安倍晴明のこと。また、一般の占師のことにもいう。
    1. [初出の実例]「御みゃうじどもは、晴明(セイメイ)光栄などはいと神さびたりしものどもにて」(出典:栄花物語(1028‐92頃)うたがひ)
    2. 「旦那は清明はだし。ざっと是で重荷がおりました」(出典:浮世草子・傾城色三味線(1701)大坂)

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普及版 字通 「晴明」の読み・字形・画数・意味

【晴明】せいめい

明るい空。

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