さい‐てい【最低】
[名・形動]
1 高さ・位置・程度などがいちばんひくいこと。「一日の最低の気温」⇔最高。
2 物事の状態などがもっとも望ましくないこと。きわめて質の劣ること。また、そのさま。「今度の試験は最低だった」「あいつは最低な男だ」⇔最高。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
さい‐てい【最低】
〘名〙 (形動)
① 高さ、程度などが、最も低いこと。いちばん低いこと。また、そのさま。
※日本の下層社会(1899)〈横山源之助〉五「土木工事に出で若くは他の地方に出稼し得る普通の小作人は、之を最低の小作人に比せば寧ろ幸福なるかな」
② この上なく程度が低く質が悪いさまをいう俗語。話にならない状態。
※新西洋事情(1975)〈深田祐介〉鎮魂・モスクワ郊外六十キロ「私は欧州最低の総務課長でしょうね。なにしろ駐在員のケツの面倒まで見ているんだからねえ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報