最高(読み)サイコウ

デジタル大辞泉 「最高」の意味・読み・例文・類語

さい‐こう〔‐カウ〕【最高】

[名・形動]
地位や高さなどがいちばんたかいこと。「世界最高の山」「史上最高の競争率」「最高幹部」⇔最低
物事程度が特にいちじるしいこと。また、そのさま。「最高におもしろい映画」「今月は最高に忙しかった」「最高傑作」
物事が最も望ましい状態にあること。この上なくすばらしいこと。また、そのさま。「最高な(の)気分」「今日の試合最高だった」⇔最低
[類語](1至高最上至上無上一番最上級随一一等一級最良最善ぴか一白眉はくびベストナンバーワントップ最も(数値、数量について)最大最多最大限マキシマムレコード/(3絶好最上ベストこの上ないすばらしい素敵すてき見事みごと立派絶妙卓抜秀逸結構目覚ましい輝かしいたえなるえも言われぬ上手巧みうまい巧妙老巧達者器用賢い上出来上上物の見事結構尽くめ何より・申し分が無い・言う事無し天晴れナイスワンダフル目の覚めるよう目に染みる冴える水際立つめぼしい目立つ引き立つ顕著著しい際立つ光る目を引く人目を引く人目につく目に立つひときわおも立つとりわけ値千金掛け替えのない群を抜く卓出卓越卓絶逸出抜群抜きん出る飛び抜けるずば抜ける頭抜ける並外れる人並み外れる度外れ断トツ非凡出色傑出一日いちじつの長素人離れ玄人はだし超人的

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精選版 日本国語大辞典 「最高」の意味・読み・例文・類語

さい‐こう‥カウ【最高】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 最も高いこと。位置や程度などが第一であること。また、そのさま。至高。
    1. [初出の実例]「四時に従ひて太陽離地に遠近ありて、最高・最卑の別をなし、太陽熱気を受るの斜直に拠りて、南北諸州寒暑の異をなし」(出典:遠西観象図説(1823)上)
    2. 「辱けなくも学問最高の府を第一位に卒業して」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉四)
    3. [その他の文献]〔杜牧‐襄陽雪夜感懐詩〕
  3. この上なくすばらしいこと。もうその程度以上のことはあり得ないと思われるようなようす。
    1. [初出の実例]「その人の詩がTの最高の愛読書とは」(出典:東京の三十年(1917)〈田山花袋〉KとT)

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普及版 字通 「最高」の読み・字形・画数・意味

【最高】さいこう

最も高い。

字通「最」の項目を見る

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