極悪(読み)ゴクアク

デジタル大辞泉 「極悪」の意味・読み・例文・類語

ごく‐あく【極悪】

[名・形動]この上なく悪いこと。また、そのさま。「極悪な犯罪」「極悪非道」
[派生]ごくあくさ[名]
[類語]最低最悪ワースト劣悪粗悪低劣不可駄目おしまい絶望的不合格失格なってないどうしようもない処置無しはしにも棒にも掛からない悪い悪辣奸悪邪悪奸佞陰険性悪悪性俗悪凶悪罪悪悪徳背徳悪行悪事悪逆巨悪諸悪暴悪卑劣陋劣ろうれつ狡猾こうかつよこしまさがない腹黒い腹汚い悪賢いずる賢い小賢しいずるいこすいこすっからいあくどいさかしいさかしら老獪

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精選版 日本国語大辞典 「極悪」の意味・読み・例文・類語

きまり‐わる・い【極悪】

〘形口〙 きまりわる・し 〘形ク〙 (気持の定まりぐあいがよくないの意) 何となく恥ずかしい。照れくさい。きまりがわるい。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉三「極(キマ)りわるさうに莞爾莞爾(にこにこ)しながら」
きまりわる‐が・る
〘他ラ五(四)〙
きまりわる‐げ
〘形動〙
きまりわる‐さ
〘名〙

ごく‐あく【極悪】

〘名〙 (形動) この上なく悪いこと。悪逆極まること。また、そのさま。
※富岡本栄花(1028‐92頃)御裳着「下はごくあくのすざうも、みなてらさるらんとぞ、たふとくみゆる」
発心集(1216頃か)七「彼の極悪をつくるは即心のたけきより起る事なれば」

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普及版 字通 「極悪」の読み・字形・画数・意味

【極悪】きよくあく・ごくあく

この上ない悪。最悪。〔論衡本性〕夫(そ)れ中人の性はに在り。善にへば善を爲し、惡にへば惡を爲す。極善極惡に至りては、復(ま)たひに在るに非ず。

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