月形(読み)ツキガタ

デジタル大辞泉 「月形」の意味・読み・例文・類語

つき‐がた【月形】

半月の形。半円形
二つ円弧三日月形に囲まれた図形。また、二つの大円半円周で囲まれた球面部分

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改訂新版 世界大百科事典 「月形」の意味・わかりやすい解説

月形[町] (つきがた)

北海道中央部,空知支庁樺戸(かばと)郡の町。人口4859(2010)。増毛(ましけ)山地南端から石狩平野にかけての石狩川右岸に位置し,東部は美唄市に隣接する。舟運の便がよいため1881年樺戸集治監が設けられ,これに伴って市街地も形成された。1919年に集治監が廃止されるまで,受刑者により空知・上川地方の開発が行われた。町名は初代典獄の月形潔の名に由来する。1888年,集治監の土地の一部が払い下げられ,以後小作農場経営が行われるようになり,移住者も増加した。米作を主とし,山地周辺では畑作も行われ,ジャガイモ小麦,大豆などを産する。JR札沼線,国道275号線が札幌に通じるほか,岩見沢市への交通の便もよい。集治監庁舎の一部を保存した北海道行刑資料館(現在は月形樺戸博物館の一部)がある。
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世界大百科事典(旧版)内の月形の言及

【槍∥鎗∥鑓】より

…なお相手の得物をからむために〈けらくび〉に近く横手を左右に設けたのを〈十文字鑓〉といい,特に横手を湾曲させたのを〈鎌鑓〉という。鎌鑓には両方の横手を穂先に向けて浅く湾曲させた〈月形〉,深くした〈山形〉,鳥の翼のように横手の両端を張らせた〈千鳥形〉,反対に横手を茎の方に向けた〈沢瀉(おもだか)〉,横手を片方だけにした〈片鎌〉などがある。また古代の手矛から進化した薙鎌(ないかま)の構造をとり入れた月鎌などの異形の身もあるが,これは刺突用ではなく,相手に打ち込み,引っかけて倒す利器として,鉾のなごりを示すので,鑓としては広く用いられなかった(図2)。…

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