期する(読み)キスル

デジタル大辞泉の解説

き・する【期する】

[動サ変][文]き・す[サ変]
前もって期限や時刻を定める。「正午を―・して決起する」
期待する。「生還は―・しがたい」
心に誓う。約束する。「必勝を―・する」「再会を―・する」

ご・する【期する】

[動サ変][文]ご・す[サ変]
そうなるように期待する。きする。また、悪いことを予期する。覚悟する。
「かねて―・したる女房は、…茶碗を奪取って飯を盛りつける」〈紅葉・二人女房〉
そうしようと心に決める。決意する。きする。
「かさねてねんごろに修せんことを―・す」〈徒然・九二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

きする【期する】

( 動サ変 ) [文] サ変 き・す
時期・期限を定める。 「午前一時を-・して攻撃を開始する」
必ず実現しようと決意・約束する。 「必勝を-・する」 「心中ひそかに-・するところがある」 「殿上にていひ-・しつる本意もなくては/枕草子 137
期待する。予期する。 「生還は-・しがたい」 → ご(期)す
[句項目] 期せずして

ごする【期する】

( 動サ変 ) [文] サ変 ご・す
あらかじめその事を予想して心の備えをする。きする。 「千の苦艱くげんも固より-・したるを/金色夜叉 紅葉
その事を成し遂げようと決意する。きする。 「必勝を-・する」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

今日のキーワード

御一人様

「一人」を敬って、また丁寧にいう語。おひとかた。[補説]飲食店などで一人客を指していうことから、近年、「遊園地などグループ利用の多い施設を、一人で利用して楽しむ人」「精神的に自立しており、一人で行動で...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

期するの関連情報