木曜島(読み)モクヨウトウ(その他表記)Thursday Island

デジタル大辞泉 「木曜島」の意味・読み・例文・類語

もくよう‐とう〔モクエウタウ〕【木曜島】

Thursday Island》オーストラリア北東部、ヨーク岬半島の沖にある小島真珠養殖が行われる。かつて日本人真珠貝採取で活躍した。サーズデー島

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精選版 日本国語大辞典 「木曜島」の意味・読み・例文・類語

もくよう‐とうモクエウタウ【木曜島】

  1. オーストラリア北東端、ヨーク岬の北西方三八キロメートルの沖合にある小島。真珠貝採取の基地で、第二次世界大戦前は日本人の潜水夫多数活躍した。一九五四年(昭和二九年)以後は採取が制限されている。主要港はポートケネディ。サーズディとう。

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改訂新版 世界大百科事典 「木曜島」の意味・わかりやすい解説

木曜島 (もくようとう)
Thursday Island

オーストラリア北部,クイーンズランド州北端,ヨーク岬の北西35kmにある小島。面積3km2,人口2336(1976)。トレス海峡諸島行政経済交通中心地で,隣のホーン島に空港がある。1860年代以来のシンジュガイ採取で知られ,日本人も多数活躍したことがある。現在の主産業は真珠養殖とエビ漁である。1789年にバウンティ号反乱で追放されたW.ブライ艦長らが漂流,来航し,近くの水曜島,金曜島などとともに命名したといわれる。
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百科事典マイペディア 「木曜島」の意味・わかりやすい解説

木曜島【もくようとう】

オーストラリア北端,ヨーク岬西方約20kmのトレス海峡にある小島。英語でThursday Island。バウンティ号艦長らが漂流中に近くの水曜島,金曜島とともに命名したとされる。真珠貝採取の根拠地として明治初年以降日本漁民も出漁していた。中心地はポート・ケネディ。3.24km2。2700人(1988)。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「木曜島」の意味・わかりやすい解説

木曜島
もくようとう
Thursday Island

オーストラリア北東部、クイーンズランド州北端、ヨーク岬の北西35キロメートルにある小島。面積3平方キロメートル、人口2483(1996)。トレス海峡諸島の行政、経済、交通の中心地。1860年代以来の歴史をもつ真珠貝採取で知られ、かつて日本人も多数活躍したことがある。現在は真珠養殖とエビ漁などが中心。空港は隣のホーン島にある。1789年にイギリス軍艦バウンティ号のブライ船長が、近くの水曜島、金曜島などとともに命名したといわれる。

[谷内 達]

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