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本系帳 ほんけいちょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

本系帳
ほんけいちょう

古代朝廷が各氏 (うじ) に命じて,その系譜由緒事跡を書上げさせたもの。奈良時代以降,氏族の系譜の混乱や偽りを正すため,天平宝字5 (761) 年を早い例として,延暦 18 (799) 年以降しばしば本系帳の勘造が命じられた。完全な形のものは伝わっておらず,各種の記録から原形が推察できるだけである。同種のものに氏文 (うじぶみ) があるが,これは文章の形をとり,本系帳は図表の形式であった。

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世界大百科事典 第2版の解説

ほんけいちょう【本系帳】

日本古代氏族の系譜書。各氏族の始祖名,事績,賜姓,本宗氏族から分かれた枝流の氏族のことを記したもの。単に本系ともいう。《弘仁私記序》によると,天平勝宝年代(749‐757)以前から歴代の朝廷は,諸氏族に本系帳を提出させており,図書寮が保管していたという。本系帳の京畿内の分を集成した《新撰姓氏録》のよりどころとなった本系帳は,799年(延暦18)12月に諸氏族に提出を命じたものであるが,このときの本系帳らしいものに《丹生祝氏文》があり,名称だけ知られるものに《荒木田神主氏本系帳》がある。

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大辞林 第三版の解説

ほんけいちょう【本系帳】

奈良時代後期以降、各氏族に造進させた氏族系譜。761年のものが最も早い。799年のものは814年に「新撰姓氏録しようじろく」としてまとめられた。

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